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ポリイミドの
厚肉自由成形だと!?
従来困難だったポリイミド樹脂の厚肉成形を実現。ポーラス超硬製金型を使用した成形時の水分除去を可能にする技術を確立し、約10mmを超える厚肉成形を可能にしました。切削が主である現状加工方法よりも圧倒的な高効率・低コストで、自動車や航空宇宙分野など、耐熱・軽量・高強度を求める部材へ、ネットシェイプな代替え適用を可能にします。
ポリイミドの位置付け
Polyimide
軽量かつ高強度で、耐熱性をも伴ったプラスチック材料。スーパーエンジニアリングプラスチックに分類されます。プラスチックの中でも最高水準の強度・耐熱性・摺動性を持ち、比重は1.4でアルミニウムの約1/3、スチールの約1/5と軽量。その特性から活用ニーズが高く、現行部材からの代替適用が望まれてきましたが製造工程の煩雑さや、それに伴う加工コストが高額なことが難点で、適用例は限られていました。
従来までのポリイミド製品製造
ポリイミド樹脂は流動性が得られないため、比較的大きな形状の製品を得るためには粉砕、焼結、ブロック状ポリイミドからの切削等、多数の工程を経る必要があり、労力的・エネルギー的観点から見て著しく非効率。工程の煩雑さや、それに伴う加工コストが高額であることから、上市されている製品もありますが普及されていないのが現状です。
<ポリイミド製品の製造工程概略図>
ポリアミック酸
溶液
フィルム状
ポリイミド
粉砕
焼結
ブロック状
ポリイミド
切削加工
製品例
生産非効率
(工程が多い)
ポリアミック酸から
厚肉成形できない
生成水を金型外へ
排出できない
ガス(水蒸気)抜け性の良い金型が望まれる
ポーラス超硬製金型における開発技術
「ポリイミドの厚肉自由成形だと!?」 Youtube動画 6:44(音は流れません)
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